こんにちは「ブラックでも借りれる達人」管理人の黒田(@black_pro_jp)です。
自己破産をした人は、
「自己破産をしたらクレジットカードはもう作れない」
「自己破産後のクレジットカードいつから作れる?」
と不安な方は多いでしょう。
しかし、破産者でもクレジットカードを作れる可能性はゼロではありません。
そこでこの記事では、
- 自己破産後でも作れるおすすめのクレジットカード。
- 自己破産をした人でもクレジットカードの審査に通るためのコツ。
- 自己破産後何年でクレジットカードは作れる?
などについて解説しています。
自己破産後でもクレジットカードを作れた体験談や、審査なしで使えるデビットカードも紹介しているので、是非ご覧下さい。
クリックできる目次
自己破産後でも作れる可能性のあるクレジットカード
一般的に自己破産後にクレジットカードを作るのは難しくなりますが、作れる可能性はゼロではありません。
アメックスは自己破産後でも取得の可能性あり
アメックス(アメリカン・エキスプレス・カード)を選べば、自己破産後でもクレジットカードを作れる可能性があります。
ほとんどのクレジットカードは、自己破産や債務整理の履歴がある金融ブラックの方だと審査落ちになるものです。
しかし自己破産者でもアメックスのクレジットカードを作れる理由として、一般的なカード会社と違いアメックスの独自の審査基準が挙げられます。
自己破産ではなく、任意整理や長期延滞などの金融ブラックの方は、こちらの記事を参考にして下さい。
⇒ ブラックでも作れるクレジットカード?必ず審査に通る方法はある?
アメックスには独自の審査基準がある
アメックスのクレジットカード審査には、過去の信用情報の履歴にとらわれず、現在の返済能力を重視するといった独自の審査基準があります。
つまりは現在の安定収入とローンなどの借入状況が重視されるということです。
自己破産による免責後から何年か経ち、職に就いていれば安定収入がありますし、ローンの借入がないといった状況は十分に作れます。
とはいっても、自己破産直後でまだ生活が落ち着いていない状況下では、審査落ちの可能性が高いです。
自己破産後のアメックスの申し込みは、免責が確定してから何年かの期間を置きましょう。
アメックスの審査担当者は申込者の現状を見て、一人ひとり柔軟に対応しているのです。
「自己破産から5年以内に作れた」の口コミあり
アメックスの口コミでは、自己破産後5年以内でクレジットカードが作れたという体験談を複数見つけることができます。
ただアメックスは自己破産から何年経てば作れるといった、明確な基準はありません。
アメックスの審査基準には、「アメリカン・エキスプレス」の名の通り、アメリカの会社であることが関係あると言われています。
つまりは過去の履歴を重要視する他社と違い、現在の返済能力を重視するといった点がアメリカ的であるということです。
「審査が甘い」は誤り
自己破産をした人や金融ブラックの人でも審査通過の可能性があるアメックスについて書き連ねてきましたが、決して審査が甘いというわけではありません。
あくまでも申込者一人ひとりの現状を慎重に見て、審査の可否を判断しているということです。
たとえ年収が高くても、他社のローン利用が多いと出ていくお金も多いため、審査落ちの可能性は十分あります。
アメックスの審査は甘いという噂もあるようですが、確かに以前に比べ、カードを取得しやすくなっている事実はあるので、そのことが理由と考えられます。
アメックスの審査で見られる信用情報機関
アメックスの審査では、3つの主要な信用情報機関すべての信用情報が見られます。
自己破産をするとその情報は、CICとJICCで5年、KSC(全国銀行協会)で10年の期間、信用情報として保存されます。
クレジットカードの審査では、必ずこの信用情報の照会が行われるので、必ず自己破産をした事実は分かります。
よって自己破産後にアメックスの審査に通ったという場合も、アメックスは自己破産の事実は掴んでいるのです。
ほとんどのクレジットカード会社では、この信用情報に金融事故の情報があると審査落ちとなるのが基本です。
VISAのプリペイドアプリ「バンドルカード」もおすすめ
自己破産をしてクレジットカードを作るのが難しい人には、VISAのプリペイドアプリ「バンドルカード」もおすすめです。
「バンドルカード」は後払いでチャージできるプリペイドアプリで、クレジットカードの代わりとして使えます。
クレジットカードのような審査もないので、破産者の方でも問題なくキャッシュレス決済ができます。
「バンドルカード」にはスマホアプリとリアルカードのどちらのタイプもありますが、詳しくは公式サイトを御覧ください。
自己破産以外の履歴も審査落ちの原因に
金融事故の履歴には自己破産のほか、
- 任意整理・個人再生・特定調停の債務整理
- 支払い・返済の長期延滞
- 多重申込み
- 代位弁済
も含まれますが、これらのネガティブな履歴が信用情報に載ると、審査では不利になります。
クレカの審査では、過去に債務整理や延滞を起こしていると「また起こすのでは?」と疑われたり、お金の管理能力に不安があると見なされます。
他社のローンを抱えている場合は、毎月の支払い能力が十分でないと判断されてしまいます。
自己破産は一番重い金融事故の一つとされますが、借金がなくなるため、アメックス独自の審査基準では、免責後5年ほどで作れる場合もあるのです。
自己破産後クレジットカードはいつから作れる?
自己破産後にカードが作れるようになる復活期間としては5年~10年で、基本的にはクレジットカードを作るのは難しくなります。
金融事故を起こして信用情報がブラックになるのは、事故の内容や信用情報機関によって6ヶ月~10年です。
一番軽いもので多重申し込み(申し込みブラック)の6ヶ月、一番重い自己破産の場合は最大で10年間がブラックの期間となります。
自己破産してから信用情報が復活する(事故情報が削除される)までの期間について、詳しくは以下の記事を参考にして下さい。
破産者でも家族カードは作れる(裏技)
自己破産後でもクレジットカードを作りたい場合、家族カードを作る方法があります。
家族カードとは、家族の誰かが名義人となっているカードの家族会員として持てるクレジットカードです。
例えば旦那さんが自己破産をしたとしても、妻が名義人となっているクレジットカードの家族カードを使って買い物をすることはできます。
名義人が破産者の場合は家族カードも不可
ただし、名義人の家族会員としてもっている家族カードは、名義人本人が破産者となると家族カードも使うことができなくなります。
家族カードは名義人本人の信用によって発行されたカードで、引き落としも名義人の口座からまとめて引き落とされるからです。
処分の対象は破産者が名義のものだけ
自己破産によって処分される財産は、原則、破産者本人が名義となっているものに限られます。
破産者以外の家族が、家族カードとは別に、個別に本人名義でもっているクレジットカードまでは自己破産による処分の対象にはなりません。
よって自己破産をしてもクレジットカードで決済をしたいなら、家族のクレジットカードを借りる方法もあります。
自己破産後に早くクレジットカードを復活させるポイント7つ
自己破産をした後にできるだけ早くクレジットカードを復活させるポイントは以下の7つになります。
- 複数枚のクレジットカードを同時に申し込まない
- キャッシング枠を付けない
- ショッピング枠は30万円以下にする
- 他社でのローンはゼロにする
- 申し込みで虚偽の申告はしない
- 審査の甘いクレジットカードを申し込む
- 固定電話を引く
一つずつ見ていきましょう。
1.複数枚のクレジットカードを同時に申し込まない
複数枚のクレジットカードを同時に申し込むと、審査のときに悪い印象を与えてしまうので審査に落ちやすくなります。
クレジットカードの申し込みをしたという情報も、信用情報に記載されるので、審査のときに分かってしまうのです。
2.キャッシング枠を付けずに作成する
キャッシング枠を付けずに申し込みをした方が審査に通りやすいです。
キャッシング枠を付けると、それだけ審査で求められる返済能力が高くなってしまうので、審査の難易度が上がります。
3.ショッピング枠は30万円以下にして作成する
キャッシング枠を付けない理由と同じく、ショッピング枠もできるだけ低く設定して作成したほうが、審査に通りやすいです。
ショッピング枠を高めにするなど、サービスを拡大すると、利用者から返済されないというリスクが高くなるのです。
4.他社でのローンはゼロにする
審査では返済能力を見られる以上、他社の借金はゼロのほうが審査通過率が高くなります。
自己破産経験者の場合は、他社の借金はゼロであることが多いと思いますが。
5.申し込みで虚偽の申告はしない
審査の合格率を高めようとして、自分のステータスを高く見せるためにウソの申告をすると、信用度がガタ落ちになり、確実に審査落ちとなります。
審査担当者はプロですし、審査では信用情報のチェックもあるので、申告内容にウソがあるとバレる可能性が高いです。
6.審査の甘いクレジットカードを申し込む
自己破産の経験がある方にアメックスのクレジットカードをおすすめしたのと同様、審査が甘いとされるクレジットカードを選びましょう。
例えば「ライフカード」は公式サイトで、過去に延滞がある方も審査対象にしていることを公表しているため、他社に比べて審査が通りやすいことが分かります。
7.固定電話を引く
固定電話を持っていたほうが審査では有利になります。
最近は携帯やスマホしか持っていない人が多いですが、固定電話をもっていたほうが審査では信用度が高まるのです。
しかし、クレジットカード審査のためにわざわざ固定電話を引くほどのことはないので、もし持っているなら携帯やスマホの電話番号よりは固定電話の番号で申し込みましょう。
自己破産者には審査なしのデビットカードを作るのもおすすめ
キャッシュレスでの決済方法としては、クレジットカードの他にデビットカードもおすすめです。
デビットカードはクレジットカードと違い、利用をしたその場で銀行口座から即時引き落としとなるので審査なしで作ることが可能です。
すぐに利用明細も確認できるので、お金の管理もしやすいでしょう。
デビットカードの特徴やクレジットカードとの違いは、こちらの三井住友銀行の公式サイトでも解説しています。
⇒ デビットカードとは(使い方・クレジットカードとの違いなど)|デビットカードなら三井住友VISAカード
デビットカードの審査では、返済能力を審査するための信用情報のチェックがないので、自己破産をした方や債務整理をした金融ブラックの方でも簡単に作ることができます。
海外旅行でもショッピングで使えたり、現地の通貨を引き出すこともできるので、クレジットカードの代わりとして利用できます。
その他、信用情報の照会がないという点では、前払いで入金をするプリペイドカードという方法もありですね。
自己破産後にクレジットカードの更新はできる?
自己破産をするとクレジットカードを作るのが難しくなりますが、既にもってるカードの更新も難しく、使えなくなる可能性があります。
多くのクレジットカードは有効期限が来ると自動的に更新されますが、基本的に自己破産後だと強制解約となり、更新できない可能性が高いです。
カード会社は定期的に信用情報をチェックしている
自己破産と関係のないクレジットカードは自己破産後も持ち続けることができますが、カード会社は定期的に個人の信用情報をチェックしています(途上与信)。
更新の時期も信用情報の照会が行われますが、その時に自己破産をしていたことが分かると解約されてしまいます。
カード会社によっては自己破産後でも更新できる
カード会社によっては、自己破産後も引き続き更新できたという事例がありますが、審査基準はそれぞれの会社によって異なります。
自己破産後もカードの更新ができるとしたら、過去に一度も延滞したことがないなど、一定の条件が必要です。
まとめ
決済手段のキャッシュレス化が進む昨今、支払い方法が現金しかないと、この先なにかと不安なこともあるのではないでしょうか。
そういった意味では、自己破産の経験がある方でもクレジットカードを持っておいたほうが安心です。
この記事で、自己破産後でもクレジットカード取得が可能であることがお分かりいただけと思うので、良いきっかけになればと思います。
コメント