
こんにちは「ブラックでも借りれる達人」管理人の黒田(@black_pro_jp)です。
労働金庫(ろうきん)は金融機関の1つであり、非営利の組織です。
「ろうきん」では、マイカーローンや住宅ローン、カードローンなどの融資も行っています。
組合員から出資を募り、会員へのサービスを目的としているので、一般的な銀行とはローンの審査基準が少し異なっているようです。
信用情報がブラックリストの人は、ろうきん(労金)は審査が甘いのか、お金を借りることができるのか?など気になりますよね。
この記事では、ろうきんはブラックでもお金を借りられるのかについて解説しています。
その他にローンの審査基準や特徴、労金で審査に落ちた時の対処法についてまとめました。
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ろうきんはブラックリストでも借りれる?
労金では、信用情報がブラック(ブラックリスト)だとお金は借りられないと考えたほうが良いでしょう。
その理由について、解説していきます。
ブラックの審査通過は厳しい
ブラックの人が労金の審査に通る可能性はゼロではありませんが、限りなく厳しいです。
銀行に比べて審査が甘いというイメージのある労金ですが、ブラックはほぼ審査落ちというのは労金も例外ではありません。
しかし可能性がゼロではないといったのも、ブラックの人が住宅ローンに通ったという口コミがあるからです。
このことは、ブラックの人が労金の審査に通れるかどうかはケースバイケースという見方もできることを意味します。
住宅ローンに通った口コミ
労金の審査に関するネット上の口コミでは、住宅ローンに限っては自己破産などのブラックリストでも融資してもらえたという事例が報告されています。
これについては、ブラックの程度が軽かったため、柔軟に対応してもらえたということが考えられます。
また「はたらくみんなのくらしを守り、応援すること」を理念とする、労金の特徴によるものであることも考えられます。
労金のカードローン「マイプラン」という商品においては、ブラックリストはほぼ審査落ちと考えたほうが良さそうです。
担保で審査に通りやすくなる?
労金には有担保型(不動産担保型)のローンがありますが、担保を付けることで、ブラックの人でもいくらか審査に通りやすくなります。
例えば住宅ローンやおまとめローンは有担保型(不動産担保型)のローンです。
しかしこの場合でも、債務整理などの金融事故を起こしてから3~5年経っているなど、ブラックの程度が軽くなっていることが必要です。
延滞の借金があることはもちろん、債務整理を行った直後で生活が落ち着いていないなどブラックの状態が重い場合は、審査に通るのは厳しいでしょう。
ブラックの期間明けを待つ
ブラックの人が労金でお金を借りるには、基本的にはブラックの期間が明けるのを待つしかありません。
延滞や債務整理の履歴が信用情報から削除されるのは、問題が解決(完済)してから5年となっています。※自己破産は最大10年
そんなに待てないという方は、ブラックでも借入可能な中小消費者金融も検討してみましょう。
ろうきんの審査は甘い?
ろうきんは返済能力がない人を審査に通すほど審査基準がゆるいわけではありませんが、銀行や大手消費者金融よりは審査が甘いと考えられます。
銀行や大手消費者金融よりも柔軟な審査
ろうきんは、経済的にそれほど豊かではない人に対しても、銀行や消費者金融より柔軟な審査を行っています。
それは、労金は銀行や金融会社と違い、非営利の金融機関で、「労働者の生活を守り、支援する」という理念があるためです。
労金の審査基準は公表されておらず、柔軟である分、曖昧とも言えそうですが、少なくとも銀行や大手消費者金融よりは個人の事情を考慮した審査基準となっています。
銀行では審査落ちだったのに労金なら審査に通ったという口コミがあることを考えても、銀行よりも審査に通りやすいと言えるでしょう。
教育ローン、マイカーローンなど各種ローン
労働者の生活の向上を目指す労金(ろうきん)には、教育ローン、マイカーローン(カーライフローン)、フリーローンなど各種ローンがあります。
通常のカードローンと同様、比較的に柔軟な審査をしてもらえるとはいえ、決して審査が甘いと考えるべきではありません。
ろうきんのローンの金利は、一般的なローンよりも低金利に設定されています。
マイカーローンや住宅ローンなどは融資額が大きく、低金利である分、審査が厳しくなる可能性も高いです。
労金は3つの信用情報機関に加盟
労金は他の金融機関や消費者金融同様、以下の3つの信用情報機関に登録しています
いくら労金が労働者や組合員の生活に寄り添った審査を行っているとはいえ、お金を貸す以上は、必ず審査で信用情報の照会を通して、個人の返済能力を計っています。
ただ、銀行や大手消費者金融のコンピュータによる審査とは違い、自動的にブラック=即審査落ちになるようなことはありません。
審査からお金を借りるまでの日数は?
借入までは1ヶ月ほどかかる
ろうきんでお金を借りる場合、申し込みからATMでお金を引き出すまでは、1ヶ月ほどかかる場合もあります。
まず、労金の審査結果が出るまでの日数は、仮審査と本審査を合わせて約2週間ほどかかります。
そしてローンカードが自宅に届くまでは、さらに2週間ほどかかるためです。
時間帯にもよりますが、コンビニATMの振込手数料は無料です。
即日融資ができないのはもちろんのこと、消費者金融などに比べて、はるかに遅いため、急ぎでお金を借りたい人には向きません。
申し込みは店舗で行う
ろうきんでインターネット申込ができるのは、団体会員のみで、個人の場合は店舗で申し込みを行うことになります。
銀行や大手消費者金融よりも審査が柔軟な分、この点は不便な点となります。
労金のローン審査に落ちたら?
労金でお金が借りれない場合の対処法として、次の2つがあります。
- 中小消費者金融で借りる
- 審査なしでお金を作る
それぞれの方法について、解説します。
1.中小消費者金融で借りる
労金よりもさらに審査に通りやすい貸金業者に、中小消費者金融があります。
中小消費者金融は、銀行や大手消費者金融の審査に通らない人がお金を借りる業者といった位置づけですが、労金の審査に通らなかった場合にも頼りになる業者です。
中小消費者金融はブラックの人にも独自の審査基準で返済能力を判断し、借りられる場合があるからです。
ブラックの状態が非常に重いものであれば、中小消費者金融でも審査落ちになることがありますが、労金よりは借りられる可能性が高いです。
⇒ ブラックでもお金を借りる方法(中小消費者金融)はこちらで紹介
2.審査なしでお金を作る
労金でお金が借りられなかった場合は、審査なしでお金を作る(借りる)方法も考えてみましょう。
例えば以下の方法であれば、審査なしでお金を用意することができます。
- 質屋に担保を入れてお金を借りる。
- 家にある不要品を買取業者に売る。
- クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りる。
上記3つの方法であれば、あなたの信用情報を確認されることもないので、返済能力に関係なくお金を用意できます。
数十万円といった大きな金額を用意するのは難しいかもしれませんが、緊急のときの小口の資金にはなることと思います。
ろうきん(労働金庫)とは?
ろうきん(労働金庫)は勤労者の生活・福祉の向上を目的とした金融機関です。
労金は労働金庫の略で、労働組合に属する組合員の方や、生協で働く人達がお金を出し合って作られました。
組合員でなくても加入できる
労金は組合員の方のみならず、一般の勤労者の方でも口座を作ったり、出資金を払って、個人会員として加入することができます。
労金も金融機関の1つなので、お金を借りたり、貯めたり、増やしたりできるサービスや商品があります。
労金は営業エリアによって地域ごとに分かれていて、全国に13の労金があります。
以下は、関東1都7県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)を営業エリアとする、中央ろうきんの公式サイトです。
労金と銀行の違い
労金は、お金を「借りる、貯める、増やす」ための商品やサービスがある金融機関であるという点では銀行と違いはありません。
しかし労金と銀行では、理念や目的が違います。
株式会社である銀行は利潤追求を目的として、企業への融資を中心に行います。
一方で非営利団体の協同組織である労金は、勤労者の生活・福祉の向上を目的として、勤労者を中心に融資を行っています。
また銀行の運営は主要株主の意向が反映されやすいですが、労金は会員一人ひとりの意見に基づいた、民主的かつ公平な運営をしています。
労金は、やはり銀行からの借り入れが難しい時の手段として考えるべき金融機関と言えます。
ろうきんの融資は低金利
勤労者の生活の向上や支援を理念・目的とする労金は、比較的に低金利でお金を借りられます。
例えば労金の住宅ローン、教育ローン、マイカーローンなどは銀行や消費者金融に比べ、低金利となっています。
銀行や大手消費者金融の金利が2~18%ほどが一般的であるのに対し、労金の金利は1~8%ほどと、ひと桁内に収まっています。
ローン金利の低さは、銀行や大手消費者金融の審査よりも通りやすいことに並び、労金の大きな魅力であり、メリットの1つと言えます。
銀行や消費者金融よりも低金利で借りたいのであれば、AIスコアレンディングのジェイスコアも選択肢になります。
ろうきんダイレクト(ネットバンキング)が便利
労金も大手銀行と同じように「ろうきんダイレクト」で、インターネットバンキングを利用することができます。
パソコンやスマホがあれば自宅でも残高の確認や振込ができる非常に便利なサービスで、忙しい方にもおすすめです。
デメリットは審査期間の長さ
労金のデメリットは、銀行や大手消費者金融に比べ、ローンの審査期間が長いことです。
労金の審査では、仮審査で一週間、本審査で一週間かかることもあるので、急ぎでお金を借りたい人の目的には沿っていません。
また、ローン商品によっては組合員の方が審査に有利になり、個人会員では不利になる場合があります。
ただし、ろうきんの組合員であっても、基準を満たさなければ審査落ちしてしまいます。
まとめ
労金の審査はブラックだと審査落ちの可能性が高いですが、銀行や大手消費者金融よりは通りやすいです。
ブラックの程度が軽いことや、担保として不動産を預けるなどの条件が加われば、ブラックでも審査に通る可能性はありますが、基本的には厳しいと考えておきましょう。
労金でもお金を借りられなかった時の対処法としては、ブラックの人でも審査対象としている中小消費者金融に申し込む方法があります。
ブラックの人には厳しい労金ですが、勤労者の生活の向上や支援を目的とした金融機関なので、あなたにピッタリのサービスがないか探してみるのもいいかもしれません。
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