「解雇(クビ)になっちゃった!」
「次の職に就くまでの生活費が欲しい…」
「学生だけど借りれるかな…」
そんな無職(失業中)のときでも、生活するには必ずお金が必要になります。
この記事では、
- 無職(失業中)でもお金を借りる方法はある?
- 学生や年金受給者、主婦でもお金を借りれるのか?
- 無職(失業中)で収入がないときの乗り切り方
- 失業保険は安定収入になるのか?
などについて解説します。
クリックできる目次
無職・失業中でもお金を借りる方法はある?
お金を借りる方法でまず浮かぶのが銀行や消費者金融のカードローンですが、無職・失業中だと審査に通ることはできません。
銀行・消費者金融カードローンは審査落ち
無職・失業者の人は借入の審査で無収入と見なされるので、銀行や消費者金融のカードローン・キャッシングで借りることができません。
申し込みの際は、必ずあなたの年収や勤務先などを申告することになります。
基本的に勤務先への電話連絡で在籍確認が行われるので、ウソは通用しないでしょう。
借入の条件は安定収入があること
銀行・消費者金融でお金を借りるには、必ず「安定収入がある」という条件が必要です。
安定収入がなければ、当然、返済能力もないと判断されるので、無職の人は審査落ちとなります。
たとえ、どんなに審査が甘いとされるブラックOKの中小消費者金融でも、安定収入という条件を満たさなければ、審査に通ることはありません。
無職(失業中)の人は例外なく、銀行・消費者金融からは借りれないので、質屋の利用や持ち物を売るなど、「審査なし」でお金を作る方法を探しましょう。
年金受給者が銀行でお金を借りる方法
年金受給者はカードローンの商品によって、利用できる年齢の条件が異なるので、借りれる場合と借りれない場合があります。
例えば銀行カードローンには、年齢の条件が20~65歳のモノや、20~69歳のモノがあるといった具合なので、その都度、確認が必要です。
ここでは銀行系カードローンと消費者金融に分けて、解説します。
年金受給者も借りられる銀行カードローン
銀行 | 年金受給者の借入 | 利用できる年齢 |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | ○ | 満20歳以上65歳未満 |
みずほ銀行カードローン | ○ | 20歳以上66歳未満 |
三井住友銀行カードローン | ✕ | 20歳以上69歳未満 |
りそな銀行カードローン | ○ | 満20歳以上満66歳未満 |
4つのメガバンクのうち、三井住友銀行カードローンのみ年金受給者への融資をしていません。
三井住友銀行カードローンは69歳まで利用できますが、原則安定収入が必要なので、年金以外の収入が必要になると考えられます。
ポイントは、年金は安定収入になるかどうかですが、年金受給者でも借りられる銀行は、年金も安定収入として判断しています。
審査結果や利用限度額は、あなたの返済能力に応じた結果になるので、年金受給者の方はそれほど高額な融資は期待できないでしょう。
消費者金融ではほぼ借りれない
消費者金融も業者によりますが、ほとんどの業者では年金受給者の借入はできません。
プロミスやSMBCモビット、アコムなどの大手消費者金融は69歳まで借りれますが、年金の他にアルバイトなどの収入が必要で、収入が年金のみの場合は借りれなくなっています。
大手消費者金融の中では「レイクALSA」のみ、公式サイトで、収入が年金のみの方の申し込みが可能となっています。
中小消費者金融も業者によってケースバイケースです。
筆者が調べたところ、ベルーナノーティスのカードローンは75歳まで利用が可能となっており、年金受給者でも審査に通る可能性があります。
⇒ 【ベルーナノーティス公式サイト】キャッシング・カードローン
学生・主婦は無収入でなければ借入OK
学生・主婦の人が無職となるのかどうかはケースによりますが、お金を借りる際の審査では収入があるかどうかで貸付の判断がされます。
アルバイトの学生は借りられる
学生やフリーターでもアルバイトによる安定収入があれば、銀行・消費者金融からお金を借りれます。
学生は状況によって無職に分類されることもあり、アルバイトによる収入がない学生は借入の審査に通りません。
アルバイトの場合は、アルバイト先に在籍確認の電話連絡があります。
基本的に未成年は法律でお金を借りることができませんが、18歳以上の学生であれば、専用の学生ローンで借りれる場合もあります(高校生は不可)。
ローン商品によっては収入のある学生でも、20歳以上でなければ借りれないモノもあるので注意して下さい。
パートの主婦も借りられる
パートで働いている主婦は、銀行や消費者金融から即日でお金を借りることができます。
アルバイト・パートは無職ではない
無職の人はお金を借りれないと言っても、アルバイト・パートは無職ではなく、お金を借りるのに定職に就いている必要はありません。
安定収入とはつまり、毎月もらっているお給料のことなので、アルバイト・パートでも十分に借入の条件を満たしています。
専業主婦(主夫)は配偶者の収入で借りれる
専業主婦(主夫)の人は、配偶者に収入があれば借りれます。
専業主婦(主夫)は収入が0円なので、通常なら総量規制の決まりで、法的に借入の審査には通りません。
しかし、次の2つの方法を利用すれば、専業主婦でもお金を借りることが可能になります。
- 銀行系カードローンで借りる
- 中小消費者金融の配偶者貸付システムを利用する
銀行系カードローンは、婚姻関係を証明する書類の提出などで、専業主婦でも借りれるカードローンがあります。
また、中小消費者金融には、配偶者の収入と合算して、二人分の年収の合計の3分の1まで借入ができる配偶者貸付というシステムがあります。
配偶者貸付の場合は、配偶者との婚姻関係を証明する書類(住民票や戸籍抄本)と、配偶者の同意書、収入証明書を提出する必要があります。
無職・無収入でも就職が決まっている人
就職が決まっている人でも、現在は収入が0円であれば、借入は難しいです。
就職先が決まっていて、初めてのお給料が入るまでの生活維持のために借りたいという人もいるでしょう。
就職が決まっているのだから、何とか相談に乗ってもらえないか期待してしまうかもしれません。
しかし、現在無収入の人にお金を貸すのは法的に反していますし、就職が取り消しになるというリスクもあるのです。
「審査なし」なら無職でもお金を作れる
ここまで見てきたとおり、無職の人がお金を借りれないのは審査落ちとなるからです。
つまり「審査なし」の方法なら、無職の人でもお金を借りたり、作ったりできるということです。
例えば審査なしでお金を借りたり、作ったりする方法には次のようなものがあります。
- クレジットカードのキャッシング
- クレジットカード現金化
- 不要品を売る
- 質屋で借りる
上記4つの方法は、あなたの現在の収入に関する審査はありませんので、無職でもお金を借りたり、作ったりできます。
2つめの「クレジットカード現金化」ですが、クレジットカードをお持ちであれば、現金化の業者を利用することで即日で現金を手に入れることができます。
クレジットカード現金化の安全な優良業者については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まずは親に相談or日雇いアルバイト
安定収入がなければ、どこであろうとお金を借りるのは難しいとお分かりいただけたと思います。
どこからも借りれない時に最初にとるべき現実的な方法は、親にお願いをすることです。
言い辛いことではありますが、明日の生活費の方が最優先ではないでしょうか。
これまでの親子関係などで難しい場合は、すぐに日雇いのアルバイトを探すことで、給料の日払い可能なアルバイトが見つかるでしょう。
⇒ 東京都・日雇いのアルバイト・バイト求人情報|【タウンワーク】でバイトやパートのお仕事探し
最後の頼みは生活福祉資金(市役所・自治体へ相談)
銀行や消費者金融からも借りれないとなると、市役所にお願いをして、生活福祉資金という制度を利用することができます。
生活福祉資金の一つ「総合支援資金(生活支援費)」
生活福祉資金の一つである、総合支援資金(生活支援費)を利用すれば、失業をしてから生活が再建されるまでの間に必要な生活費を借りることができます。
総合支援資金(生活支援費)は、失業などにより生活が困窮している人を貸付の対象としており、原則3ヶ月の間、月20万円までの貸付をしてもらえるという制度です。
連帯保証人なしでも借りれますが、連帯保証人がいる場合は無利子、連帯保証人なしの場合は年1.5%の金利になります。
参照:生活福祉資金貸付制度の詳しい解説 【政府広報オンライン】
総合支援資金でお金を借りる2つの条件
総合支援資金でお金を借りるには、次の2つの条件が必要です。
- 求職中であること
- 失業保険(失業手当)の受給資格がないこと
失業保険(失業手当)がもらえる場合は、手当を生活費に充てられるとされ、総合支援資金でお金を借りることはできません。
求職中でないと借りれないことから、総合支援資金でも、ちゃんと返済の見込みがある人に貸付をしていることが分かります。
総合支援資金に申し込むには、まずはハローワークで求職登録をして、あなたがお住まいの自治体の社会福祉協議会に相談をしましょう。
ちなみに、諸事情で働けない場合や、生活費が足りない場合など、あなたの状況によっては、総合支援資金よりも生活保護を優先的に勧められる場合もあります。
失業者保険(手当)は安定収入になる?
失業保険(手当)は、一般的には安定収入と見なされません。
つまり失業保険(手当)を安定収入として、銀行や消費者金融のカードローンでは借りれないということです。
カードローンでは、あなたの返済能力がどれほどあるかを審査されます。
失業保険(手当)は必要最低限のお金ということなので、返済能力が十分にあると判断されることは難しいでしょう。
まとめ
無職(失業中)の人は、銀行や消費者金融で借入をすることはできません。
申し込みするには必ず安定収入が必要だからです。
無職(失業中)の人が当面の生活費のためにお金を借りるなら、まず親に相談しましょう。
また、すぐに日雇いのアルバイトを始めれば、生活を立て直すまでのお金は工面できるはずです。
それでもお金を作れない時は、市役所などの公的機関に相談をして、生活福祉資金に頼るという方法もあります。
状況は人それぞれですが、あなたにぴったりの対処法が見つかることをお祈りします。
コメント一覧
今日中に10万円ほど借り入れしたいのですが無職で現在仕事を探している身分です。
収入は失業保険と障害年金で生活しているのですが
どうしても金がたりなくてどっか貸す場所を探しているのですがすぐ今日中に貸す場所ないでしょうか?
コメントありがとうございます。
求職中ということであれば、まずはお住まいの地域の社会福祉協議会に、お金を借りれないか、問い合わせてみてはいかがでしょうか?
どうしてもお金が足りないということであれば、理由や資金の用途によっては、社会福祉資金で借りれるかもしれません。
ただ、失業保険と障害年金がネックとなり、借りれない可能性もありますし、今日中という条件は厳しいと思われます。
その他には、可能であればクレジットカードのキャッシング枠や、質屋で借りる、不要品を売るという手段もあります。
お金を借りること以外で、お金を作る方法についてはこちらの記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
https://black-pro.jp/okane-kariru-yamikin/
コメントする